「つなぐ」ことの探求から見えてきた、縁の循環とつながれる側の作法
先日、石丸弘さんが配信されている企画「本にしたいことを話すシリーズ」の第5回に、ゲストとして出演させていただきました。テーマは「つなぐということについて」です。石丸さんご自身が現在「つなぐ」ことをテーマにした書籍の執筆を進められており、その過程を公開しながら対話を重ねるという非常に興味深い試みです。
今回の対話は、私自身がなぜ「つなぎ道」にこだわり、人と人をつなぐことに情熱を注ぎ続けてきたのかという原点から始まりました。私にとって、人と人をつなぐことは呼吸をするように自然なことであり、これまでの人生の節目節目を振り返っても、誰かとの出会いと紹介によって道が拓けてきたという強い実感があります。ジョブウェブという会社を通じて、約24年間で50万人近い方々のネットワーキングに関わってきた経験も、すべては一人の友人との出会いから始まった小さな「つなぎ」の連鎖でした。
感謝と誇らしさの両立——「つながれる側」にも作法がある
対話のなかで特に印象深かったのは、石丸さんが語られた「感謝と誇らしさの両立」という視点です。誰かに素敵な人を紹介してもらったとき、私たちはまず強い感謝の念を抱きます。しかし同時に、「この人を紹介したい」と思ってもらえる自分であったことに対して、もっと誇りを持っていいのではないかというお話でした。
つなぐ側は、決して誰でも無作為につなぐわけではありません。「この人とこの人が出会えば、きっと素晴らしいことが起きる」という確信と、双方への深い信頼があるからこそ紹介するのです。ですから、つながれた側は感謝だけでなく、その信頼に応えられる自分自身を誇らしく思い、自信に変えていくことが大切です。
| 観点 | 一般的な認識 | 対話から見えてきた本質 |
| つないでもらった時 | ひたすら感謝し、恐縮する | 感謝とともに、紹介されるに足る自分を誇らしく思う |
| ご縁の捉え方 | 実際につながって初めて価値が生まれる | つながる可能性(存在のギフト)自体がすでにありがたい |
| つなぐ側の心理 | お節介にならないか気を使う | お互いの重荷にならないよう、手放すサポートも重要 |
| つながれた後の行動 | 当事者同士で関係を深める | つないでくれた人への報告(ほうれんそう)が次の縁を生む |
また、つながれた側の作法として「報告(ほうれんそう)」の重要性についても盛り上がりました。「あの後、こんな風に関係が進みました」「こんな気づきがありました」と、つないでくれた人に後日談を共有すること。それがつなぐ側への最大の恩返しとなり、「またこの人に誰かを紹介したい」という次の循環を生み出していくのです。
会えなくても、そこにいてくれるだけで「存在のギフト」になる
さらに話は深まり、実際には直接的な紹介に至らなくても、その人が存在してくれているだけで安心できる「存在のギフト」という概念にまで及びました。「何か困ったことがあれば、あの人に聞けば大丈夫」と思える人がいるだけで、私たちは自信を持って目の前のことに取り組むことができます。
つなぐための準備として、相手を深く理解し、共感と尊重の念を持つこと。それが結果として利他的な行動につながり、相互の深い信頼関係を築いていく。今回の約1時間にわたる対話は、単なる思い出話にとどまらず、「つなぎ道」の実践哲学をさらに一段深く言語化する豊かな時間となりました。
対話の熱量と空気感は、ぜひ動画で体感してください
この記事でご紹介できたのは、1時間にわたる対話のほんの一部に過ぎません。人と人をつなぐことの奥深さ、そこから生まれる予期せぬ未来の広がりについて、二人がどのような熱量で語り合い、共鳴していったのか。その場の空気感や、言葉が生まれる瞬間の表情は、テキストだけでは到底お伝えしきれないものです。
お互いの本の目次を見せ合いながら、時には脱線し、時には深く頷き合う。そんなライブならではのセッションの様子を、ぜひ実際の動画でご覧ください。人と人をつなぐことの面白さ、そして「つなぎ道」の可能性を感じていただけるはずです。
note: https://note.com/gift8343/n/n669f79042659
X: https://x.com/8343_hirogaru
STORY: https://story-tokyo.jp/member/gift-hiroshi/
次回は4月30日20時からお話をさせていただきます。
ハートフルラジオ局 ゲスト:つなぎ道開祖 佐藤孝治さん
本にしたいことを話すシリーズ 第6回:つなぐということについて
https://youtube.com/live/E8jrG4LJ7Mg
